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ウイングスパンで達成しやすいボーナスカードは?|26種を比較した

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この記事で分かること

  • どのボーナスカードが達成しやすいのか
  • 拡張を足すと、達成しやすさは変わるのか
  • 拡張を入れて不利になるカードはあるのか

1.そのボーナスカード、狙う価値はあるか

ゲームの最初に配られるボーナスカードは、終了時に条件を満たした鳥の数で点が入ります。序盤にどれを残すかで、その後の方針が決まります。

ただ、条件の広さがばらばらです。「卵の上限が2以下の鳥」なら山ほどありそうですが、「歴史上の人物にちなんだ名前の鳥」となると、いったい何枚あるのか見当がつきません。

条件に合う鳥は、それぞれ何枚あるのでしょうか。

26種のボーナスカードについて、該当する鳥の枚数を数えました。

2.26種 × 557枚を数える

使うのは、カード検索サイト Wingsearch が公開している鳥カードのデータです。ボーナスカード26種それぞれについて、どの鳥が該当するかが1枚ずつ記録されています。

navarog/wingsearch - GitHubWingspan のカード検索サイト Wingsearch のソース。全カードのデータがJSONで公開されています(GPL v3)。github.com

プロモを除いた本体5セット557枚が対象です。持っている拡張で枚数が変わるので、足していく順に出します。

3.達成しやすいボーナスカード

該当する鳥の割合が高い順に並べました。

該当する鳥が多いボーナスカード(上位5種)

拡張なし

180枚のうち

Small Clutch Specialist46%
Backyard Birder43%
Bird Feeder43%
Large Bird Specialist34%
Passerine Specialist35%

全拡張

557枚のうち

Small Clutch Specialist48%
Backyard Birder45%
Bird Feeder43%
Large Bird Specialist37%
Passerine Specialist35%

※ 記事内で説明した集計をもとに作成した図です。並べたグラフで目盛りを揃えています。

最も広いのは Small Clutch Specialist で、およそ2枚に1枚が該当します。

卵の上限が2以下という条件です。卵1個と2個の鳥だけで全体の46.7%を占めるので、この広さは当然といえます。

高得点かつ卵の上限も多い鳥は存在する?得点と卵の上限の関係を、557枚すべてで集計した記事です。巣タイプごとの違いも扱っています。datasanpo.com

上位3種はいずれも4割を超えます。引いたらとりあえず狙って損はない、という水準です。

4.達成しにくいボーナスカード

逆に、条件が狭いものです。

該当する鳥が少ないボーナスカード(下位5種)

拡張なし

180枚のうち

Historian11%
Endangered Species Protector8%
Food Web Expert11%
Falconer13%
Rodentologist14%

全拡張

557枚のうち

Historian7%
Endangered Species Protector8%
Food Web Expert10%
Falconer13%
Rodentologist15%

※ 記事内で説明した集計をもとに作成した図です。並べたグラフで目盛りを揃えています。

最も狭い Historian は7%。最も広い Small Clutch Specialist の48%とは、7倍近い開きがあります。

同じ「ボーナスカード」という一枚でも、達成のしやすさはまるで違います。序盤に2枚から1枚を選ぶとき、この差は知っておく価値があります。

5.拡張を入れて不利になるカードがある

ここで、ひとつ妙なことに気づきました。拡張を足していったときの動きです。

ほとんどのボーナスカードは、拡張を入れても割合がほぼ変わりません。カードが増えれば、該当する鳥も同じ比率で増えるからです。

ところが Historian だけ、割合が下がり続けます。

Historian の該当枚数と割合

該当枚数

拡張なし20枚
+欧州の翼29枚
+大洋の翼39枚
+東洋の翼39枚
+中南米の翼39枚

持っているカードに占める割合

拡張なし11.1%
+欧州の翼11.1%
+大洋の翼11.0%
+東洋の翼8.7%
+中南米の翼7.0%

※ 記事内で説明した集計をもとに作成した図です。単位が違うため、グラフごとに目盛りを取っています。

大洋の翼までは39枚まで順調に増えます。ところが東洋の翼と中南米の翼では、該当する鳥が1枚も増えていません。

分母だけが増えて分子が止まるので、割合は11.0%から7.0%へ落ちます。拡張を買うほど、このボーナスカードは不利になっていく計算です。

Historian は学名に人名が含まれる鳥が対象です。人名にちなむ命名は欧米の博物学の伝統によるもので、アジアや中南米の鳥にはその慣習が及んでいません。だから増えなかった、と考えると筋が通ります。

拡張を入れると全体的に選択肢は広がりますが、こういう例外もありました。

6.🔍 ちなみに、どうやって調べた?

分析方法をくわしく見る

使用したデータ

カード検索サイト Wingsearch のソースに含まれる鳥カードのデータ(GPL v3)です。2026年8月時点のもので、プロモを除く本体5セット557枚を対象にしました。

このデータにはボーナスカード26種それぞれに対応する列があり、条件に合う鳥に印がついています。その印を数えました。

分析上の注意点

  • 数えたのは「条件に合う鳥が何枚あるか」で、実際に手札に来て置けるかは別の問題
  • ボーナスカードによって、該当枚数に応じた得点の刻みが違う。枚数が多い=高得点とは限らない
  • ゲーム中に引ける鳥は限られるため、条件が広いカードでも必ず達成できるわけではない
  • 生息地や巣タイプを条件にするカードは、盤面の置き場所にも左右される

7.まとめ

  • 最も広いのは Small Clutch Specialist で、全557枚の48%が該当
  • 最も狭いのは Historian の7%。両者には7倍近い開きがある
  • 上位3種はいずれも4割超で、引いたら狙って損はない水準
  • ほとんどのカードは拡張を入れても割合が変わらない
  • Historian だけは例外で、東洋・中南米で該当が1枚も増えず11%から7%に下がる

8.次に調べたいこと

  • 該当枚数と、実際に得られる点数は釣り合っているのか
  • 条件が狭いカードほど、高得点が設定されているのか
  • 2枚のうちどちらを残すか、枚数以外の判断材料はあるか

同じ一枚でも、条件の広さは7倍違いました。

そして拡張を買い足すほど不利になるカードまであります。学名に人名が入る鳥は、アジアにも中南米にも増えませんでした。命名の歴史が、そのままゲームの数字に残っています。

よくある質問

ウイングスパンで最も達成しやすいボーナスカードは何ですか?
条件に合う鳥の枚数で見ると Small Clutch Specialist(卵の上限が2以下の鳥)が最も広く、全557枚のうち267枚(48%)が該当します。次いで Backyard Birder が248枚(45%)、Bird Feeder が238枚(43%)です。
達成しにくいボーナスカードはどれですか?
Historian が最も狭く、全557枚のうち39枚(7%)だけです。次いで Endangered Species Protector が43枚(8%)、Food Web Expert が58枚(10%)でした。最も広いカードとは7倍近い差があります。
拡張を入れるとボーナスカードは達成しやすくなりますか?
ほとんどのカードは割合が変わりません。ただし Historian だけは例外で、拡張なしの11%から、すべて入れると7%まで下がります。該当する鳥が39枚から増えないため、カードが増えるほど相対的に薄まるからです。

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